ISOについて
ISO9000Sとは
ISO(International Organization For Standardization)とは、スイスのジュネーブに本部を置く国際標準化機構という国際機関のことを言います。そして、多くの国際規格がここで発行されています。
ISO9000Sとは、品質ISOとも呼ばれ、お客様が製品(施工やサービスを含む)を購入する場合に、購入先の製品が安心して購入出来るかの保証が欲しい、そんな規格があれば安心で便利だと考えられたところから誕生したものです。つまり、企業がしっかりとした品質マネジメントシステムを持っているか自社内にチェックする規格を持てば、お客様がその企業の持つ製品の品質を安心して購入することが出来るという、国際的に通用する規格のことを意味しています。
その他にも、環境ISOと言われるISO14000Sなどがあります。
ISO取得に行政も積極的に取り組んでいます
国や県・市町村などの地方自治体もISOへの取り組みに熱心になっています。国民や県民の皆さんへのリーダーシップも含め行政サービスの向上などいろいろな意味合いがあるようです。
国際規格と国家規格
国際規格であるISOに対して日本国内ではJIS(日本工業規格)という国家規格があります。
現在のISOの正式言語は、英語・フランス語・ロシア語の3言語あり、それぞれの国が翻訳して対応しているのが現状です。日本でも日本語に翻訳してJIS化し、国家規格としています。国際規格ISO9000Sに相当するのがJISQ9000Sという国家規格です。内容のついてはそのまま翻訳しているのでまったく変わりません。ISO9000Sの認証を受けたということは、JISQ9000Sをも満たしている企業ということになります。
では、何故ISOなのか
ISOの認証を取得することは、国際規格に適合している企業と認められたことであり、その基準を満たしているという証明になるからです。国家規格では世界に通用しにくいが、国際規格では各国にその証明が一目瞭然であり大変に判り易いということと、またその信用度は抜群に高いということです。
またISOには、一度認証を取得しても、少なくても年に一度認証を継続するための継続審査があり、これをパスし続けなければならないチェック機能が存在するため、信頼性の高い根拠となっているのです。