建具(1)
建具の手入れの基本
玄関扉
普段は柔らかい布でから拭きしましょう。外に面している個所は、ホコリや汚れが付きやすく、マメに手入れをしましょう。。
雨が降った後や、強風の後は汚れがひどくなります。特に、ドアの下部は汚れるので念入りにお手入れをしましょう。
タワシやクレンザー・ほうきを使うと、表面に傷が付き、汚れがしみ込んで取れなくなります。使用済みの歯ブラシなどを活用してみましょう。
自動車用ワックス・トイレ用洗剤・ベンジン・シンナーなどの溶剤は使用しないでください。変色・変質するおそれがあります。
木製ドア
手入れの目安・・・月に1、2回
1.天気のよい日に、ワックスを柔らかい布にしみ込ませ、ドアにむらなくすり込むように塗ってください。
2.10分ほど経過し、ワックスが乾いたら、から拭き用のきれいな柔らかい布で仕上げます。
いつまでも美しく、長く使うために、4~5年ごとに塗り替えすることをおすすめします。
アルミ製・鋼製ドア
多少の汚れは、水かぬるま湯に浸した柔らかい布で拭き取ります。落ちにくい汚れは薄めた住まいの洗剤を使って拭き取り、その後、水で拭き洗いしてください。ドアや外枠をいつまでもきれいに保つには、月に1回ほど住まいの洗剤で軽く拭きましょう。
シンナーやガソリンは、表面の塗面をいためる原因となりますので、絶対に使用しないでください。
塩素系・アンモニア系の洗剤で土間のタイルを洗うとドア枠が腐食していたむので注意してください。
ドアの閉まるスピードや開放角度を変えたい時
ドアが急激に閉まったり、スムーズに閉まらない時の調整、ドアのストップ角度の調整は次のように行なってください。
スピード調整
調整ネジをマイナスドライバーで回します。各方向に1回転まで調整できます。この時、速くなるほうへ1回転以上回すと、内部のバルブが抜け、油が漏れるおそれがありますので、十分ご注意ください。お年寄りや子供のいる家では遅めに、若い方が多い家ではやや速めに調整するとよいでしょう。このスピード調整は、油圧によりコントロールされていますので、油の軟度が変わる夏と冬では閉まるスピードが異なります。必要であれば、季節に合わせてスピードを調整しましょう。
ストップ角度を変える
1.ドアを開いてストップさせます。
2.セットネジをプラスドライバーでいっぱいにゆるめ、フォークアームのA点をいっぱいに引き下げてストップ装置を解除します。
3.ストップ角度を決めたら、その角度のままでフォークアームのA点を押し上げ、ストップ装置をセットし、セットネジをしっかり締めつけてください。
カギの差し込みがかたい時
カギにえんぴつの粉か、金物屋に売っている錠前すべりをまぶしてから使うとよいでしょう。油を注すと汚れがつき易くなり故障の原因となります。なお、カギが入りにくい時は無理に差し込まないでください。カギの変形やカギ穴に異物が詰まっていないかを、まず確認しましょう。それでも原因がわからない場合は、当社にご相談ください。