「ビューティ・トワレ」の新シリーズを7月1日に発売
パナソニックは、便座を素早く温める新開発の高出力ヒーターを採用し、待機時の便座温度を下げることで年間消費力量を従来型比約17%削減した温水洗浄便座「ビューティ・トワレ」WDシリーズを7月1日発売する。4人家族(男2人、女2人)が1日当たり16回使用した場合の年間消費電力量は62kWhで、業界トップの省エネ性能。家電の待機時消費電力量の削減に関心が高まっている中、省エネ性能を強化して差別化を図る。月産9000台の販売を見込む。
ビューティー・トワレは、トイレを使うときに瞬時に便座を温める「瞬間暖房便座」と、使うときだけ洗浄シャワーを温める「瞬間湯わかしシャワー」を組み合わせた「W瞬間方式」を採用。人の入退室や室温の変化をセンサーで感知して、入室の約6秒後に便座が温められるように節電運転する「エコナビ」を装備する。
新シリーズでは、新開発で高出力の「マイクロチュービングヒーター」を便座に搭載。従来は室温が18℃以下の場合、約18℃で便座を保温していたが、新製品では保温温度を約15℃にしても便座を約6秒で約29℃まで温められるため、待機時の消費電力量を低減する。
年間消費電力量の62kWhは、年間電気代にすると1360円になり、同社の8年前の瞬間式GTシリーズと比べ、電気代は1/2以下(約65%省エネ)になる。タイマー節電機能を使用しない場合でも年間消費電力量は75kWhを実現。